原爆忌

ヒロシマ、ナガサキ両都市の原爆忌が終わった。広島にはリトルボーイ、長崎にはファットマンとそれぞれにネーミングされた原爆が59年前に投下されたことは広く識られた事実であるが今日なおインターネツトの時代になってもこの事実は日本というローカルな枠から一歩も出てはいない気がする。アメリカや中国、南北朝鮮ともに単に日本への戦勝記念と位置づけといるにすぎないのかもしれないからだ。 その意識が今回のサッカーの重慶での事態では結果としてはっきりとあらわれたとはいえないか。この夏は思いがけなく、人類の知恵というものの浅薄さを思い知ることとなった