「偏奇館漫忘録」

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二十四節気

2015年10月26日
内容
 二十四節気は、太陰暦の日付と季節を一致させる為に考案されたもので、明治5年まで使用された太陰太陽暦のひとつ、天保暦もこれを使用していました。現在「旧暦」とよばれている暦はこの天保暦の規則に準拠した暦ですから、「旧暦」の日付を決定するためには、二十四節気が必要となります。この二十四節気は、今でも季節の移り変わりを表す言葉として用いられ、ニュースなどでも採り上げられるのを時々耳にします。中でも立春春分秋分夏至冬至などはなじみのある言葉でしょう。春分秋分の日のように祝日になっているものまであります。
 二十四節気の求め方には1年の日数を24等分(15.22日)し名付ける恒気法と太陽の黄道(太陽が1年で一回りする天球上の道筋)上の位置を24等分(角度で15度)し、その点を太陽が通過する瞬間で決定する定気法があります。日本における暦では、寛政暦までは恒気法による二十四節気を、最後の太陰太陽暦となった天保暦では定気法による二十四節気を採用しました。現在政府から官報の暦要項として毎年公表される二十四節気は後者の角度による方式、定気法によって求められています。