「偏奇館漫忘録」

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鈴木宗男証人喚問

鈴木宗男の証人喚問が行われていろいろな問題が発覚している、予想されたとおりいたるところに問題は散在するが中でもやはり一番大きな問題はいみじくも田中真紀子外相が言及したように政治改革なくして構造改革なしというのがまさに真理であったことが広く認識されたということであろう。これで彼女が無能だとか外相の資質を問う一部の意見があたかも世論を形成しているかのように装う発言が急激に台頭してきた背景であると明らかになった。つまり、彼女は自民党の旧体質の逆鱗に触れた(最も痛い泣き所を突かれた)のである。それは同時に小泉内閣の泣き所でもあったということである。それを隠しおおすためにも当局が取った措置は小泉内閣を通じてその患部をまるごと切除してしまおうという荒療治となったことはもう疑う余地のないところだろう。つまり、三方一両損という理屈もへったくれもない理由をつけての真紀子更迭、鈴木宗男、野上次官の退場示唆の真因であったことの意味がようやくそのベールを脱ごうとしている。自民党が(国民に)隠そうとしたこと
それは北方領土はもうすでに返還されないという認識、もしされたとしてもそれは金を払って領土を買うようなものでそれがロシア側の譲れない条件である以上、この問題は事実上すでに破綻しているということが国民のあずかり知らないところで公然の事実となっているということである。これが外務省問題の一連の疑惑解明の途上で最悪のタイミングで明らかになれば小泉内閣自民党も一挙に国民の信を失うと見たとしても無理からぬことである。まさにこの一点を隠しおおせるための真紀子更迭であったと見るべきであろう。真紀子更迭の支持率低下とこの事実発覚による支持率低下の衝撃とどっちが大きいかといえばいうまでもないことでこれを天秤にかけたのである。