「偏奇館漫忘録」

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プロバガンダ

ニューズウイークが「日本は自分の国を被害者とする傾向が強い」と言った記事を掲載している。しかしそれはいってみればどこの国にでもあるプロバガンダのことをいっているのであり、とりわけアメリカのように日本人が平和追求の目的で原爆の惨禍を上げればすぐパールハーバーだと「規模」や、「軍事施設攻撃と都市の無差別攻撃の違い」などのおよそくらべものにならない、次元の違うものをたてにとって論陣を張ってくる、誇張した議論のための議論をふっかけてくる、アメリカのほうにこそ大いにある感情論と大差がないのではないか。アメリカは軍事力で(ベトナムをのぞいて)世界で敗北を喫したことがないから被害者意識を表に出す必要がないだけのことで同様の感情はむしろ日本人よりも強い国民性だと思う。だから社会の公器ともいえる、世界における影響力の強い報道機関であるニューズウイークでさえもがこのような偏向した記事を軽率にに発信してしまうのであろう。しかしこの発言は不正確でも偏向していてもいったん世界に向けて発信されてしまえば。中国や南北朝鮮のように国民に正しい情報公開がなされていない国の国民の志向に大きな影響力をもつといったことを計算にいれて発信されているふしのある確信犯であることは間違いないし。むしろこっちのほうがプロバガンダの最たるものだと思うのだが。